<8、舞台公演の立ち上がりから千秋楽までの流れ>




 表方である企画・制作部門の一番大切な仕事は、いかに客席を埋めていくかということです。つまりどれだけ多くチケット販売ができるかが最大の仕事であり、また責任なのです。

 演出家、キャスト、舞台スタッフは良い芝居を作り上げるのはもちろんですが、どれだけの客をリピーターにできるかが本来の勝負所です。

 この部分が制作と現場サイドの接点です。

 また裏方スタッフは基本的に本番で操作する以前の基本姿勢として、公演中止となるような舞台上での事故、法律的な問題点などを未然に防ぐような措置をとる責任があります。これが裏方の仕事の始まりです。

 300人未満の小劇場に於いてはこれらがあいまいな所が多いように感じます。

 これらの基本的な部分を各セクションごとに確認できてこそ舞台公演の第一歩が始まるといえます。

 これらを遂行する為の基本は各スタッフの意識の統一です。